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これからの季節 ますます暑い日が続きます。 来店されるお客さんは、ほとんど頭に汗をかいて来られます。
カット椅子に座っていただくのですが、頭皮が臭うことがよくあります。 これは汗だけの臭いではないです。 よく、汗の臭いや加齢臭だという話を聞きますが、少し違います。
正確には、 皮脂が酸化してしまった臭い なんです。
この臭いは自分で気付くことはなかなか難しいようです。 たしかに自分の頭皮の臭いなんてものは、 いったいどんな臭いなんだろう、とも思ったりしますね。
ですが他人の頭皮の臭いは、よく気付くことがあります。 私の場合、カット椅子に座っているお客さんの頭皮が、 ちょうど私の顔の下にあるわけです。 すると必然的に頭皮の臭いが感じられます。
基本的にすべてのお客さんの頭皮が臭うわけですが、 私が注目しているのは
薄毛・脱毛している人の頭皮の臭いは比較的強い
と感じることです。
”毛の量が多くあれば、 空気中のホコリやゴミを毛によってさえぎることができますが 毛の量が少なければ、 空気中のホコリやゴミは直接、付着してしまいます”
こういうことから、 毛の量が少ない頭皮は毛の量が多い頭皮より汚れやすい ということが考えられます。
そういった頭皮の汚れと、粘っこく酸化した皮脂が 強い臭いの原因になっているのではないでしょうか。
そして
頭皮が臭うということは、 抜け毛・脱毛の危険性のサインを出している という様にもにとれます。
自分でこのサインに気付けることができれば、いちばん良いのですが やはりそれは難しいことだと思います。 ですので、ここはぜひ身近な人に臭いのチェックをしてもらうなどの 方法をとってみると良いと思います。
その他の頭皮が臭う原因として、
頭が長時間濡れたままの状態でいること
も原因のひとつです。
とくに、濡れたままの状態や半乾きの状態で外出すると 頭皮が強い臭いを発する ようです。
例えますとこれは、濡れた雑巾を放置してしまうと 生乾きのイヤな臭いが発生する状態 と同じです。
この状態にならないように、 ドライヤーの冷風機能を上手に使って しっかり乾かすよう心がけてください。 そしてドライヤーで乾かす際には、 髪の表面ではなく、内側から乾かすようにしましょう。
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