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頭皮も日焼けする!?日差しの強い季節にUV対策をしてお肌をガードする女性は少なくありません。
しかし、それは顔や首、腕、手などだけではないでしょうか?
実は、頭皮にもUVケアが必要なのです。
つまり、頭皮も日焼けをするということなのです。
これは、考えてみれば当たり前のことで、頭皮は顔や手など他の部分の皮膚と同じ構造なので、太陽の下では日焼けするのは当然のことなのです。
通常、頭皮は髪で保護されているので、特に日差しが強い時期以外はそれほど神経質になる必要はありません。
しかし、快晴で太陽の光を遮るものがない場合や、南の地方へ行くとき、あるいは標高が高い(=太陽に近い)場所では紫外線が強く、頭皮への影響も大きくなります。
特に、日差しが強い季節にアウトドアのレジャーを楽しむときには、お肌だけではなく、頭皮のUVケアも欠かせません。
■頭皮のUVケアをしなかったら?
では、太陽の日差しのもと、頭皮のUVケアをしなかった場合、一体、どうなるのでしょうか?
頭皮のUVケアを怠ると、他の部分のお肌と同様に日焼けをします。
そして、炎症を起こしたり、日焼けした部分の毛母細胞が紫外線のダメージを受け、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。
一般に、頭頂部から薄毛になる人が多いのは、身体の中で一番太陽に近いため、より紫外線の影響を受けるからだと言われています。
これは、腕や手よりも顔や首・肩が日焼けしやすく、炎症を起こしやすいことからもわかることで、頭はさらにその傾向が強くあらわれるわけです。
紫外線は皮膚ガンや白内障の原因になることも医学的に明らかなので、頭皮や頭髪が影響を受けないわけがないのです。
また、紫外線は人間にとって重篤な病気を引き起こすほど影響が強いため、髪の分け目もその影響を受けやすくなります。
いつも同じところで分け目をつけていると、その部分はより多くの紫外線のダメージを受け、そこだけ薄毛になってしまうこともあります。
もちろん、そこからさらに拡大していく可能性も高いので、時々、分け目を変えるといった工夫も必要です。
■簡単にできる頭皮のUVケア対策
頭皮のUV対策として一番手っ取り早くて確実な方法は、やはり帽子をかぶることでしょう。
帽子がなければ、代わりにタオルやバンダナを巻くのもいいでしょう。
女性の場合は、日傘を差すのも有効な方法です。
また、最近では頭皮用・頭髪用の日焼け止めクリームやスプレーがあるので、こうしたものを活用するのも効果的です。
頭皮専用がない場合は、普通の皮膚用の日焼け止めでも代用できるようです。
頭全体に塗ったり吹き付けたりするのではなく、髪の分け目や気になるところに薄く塗る程度でOKです。
頭皮は脂や汗の量が多いので、2~3時間ごとにつけるといいということです。
ただし、クリームやスプレーを使ったときは、いつもより入念にシャンプーで洗い流すことが大事です。
クリームやスプレーの成分が残ってしまうと、頭皮に悪影響を及ぼしたり、毛穴に詰まって髪の成長を阻害してしまう可能性があります。
外回りが多いサラリーマンなどは帽子や日傘を使うわけにはいかないので、クリームやスプレーを上手に活用するといいでしょう。
また、頭皮は短時間で日焼けすることはないので、小マメに日陰に入るなどすれば、その分、紫外線のダメージを防ぐことができます。
■日焼けしてしまったら?
頭皮のUVケアを怠ってしまい、日焼けをしてヒリヒリするようなときは、炎症を鎮めるために、とにかくシャワーの水で冷やしましょう。
もし、それでもまだ痛みが引かない場合は、そのままにせず、皮膚科で診てもらい、適切な処置を受けましょう。
また、強い日差しのもとで長時間過ごした後、ヒリヒリするなどの自覚症状はなかったとしても、頭皮や髪の毛はかなりのダメージを受けています。
そのようなときは、育毛剤をつけたり、頭皮のマッサージをすることは控え、シャンプーもぬるま湯で薄めて使うなどの工夫が必要です。
■紫外線が強いのは夏だけではない
紫外線が強いのは、太陽の日差しが強い夏場だけだと思われがちですが、実は1年でもっとも紫外線が強いのは5~6月なのです。
したがって、UV対策は早めに始めて、お肌だけではなく頭皮や髪を紫外線のダメージから守るよう心がけましょう。
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