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こんにちは佐藤です。
今回は初の試みです! 題して徹底解剖Fプロテクト ベーシックシャンプー ということで まずは成分を見てみましょう 水、ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス-4酢酸Na、ココイルアラニンTEA、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、DPG、コカミドメチルMEA、メドウフォーム-δ-ラクトン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クレアチン、ゼイン、ジラウリン酸セラミドNS、ダイズステロール、ガゴメエキス、α-グルカンオリゴサッカリド、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、カキタンニン、サトウキビエキス、ヘマチン、グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、PCA、PCA-Na、乳酸Na、グリセリン、ポリクオタニウム-10、PEG-1ラウリルグリコール、ラウリルスルホ酢酸Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ポリクオタニウム-47、クオタニウム-18、ベヘントリモニウムクロリド、プロパンジオール、オレイン酸ポリグリセリル-10、グルタミン酸ジ酢酸4Na、クエン酸、クエン酸Na、セテアレス-60ミリスチルグリコール、安息香酸Na、PEG-20ソルビタンココエート、カラメル、硫酸亜鉛、トコフェロール、イソプロパノール、エタノール、BG、メントール、香料
はい!眼がちかちかしますよね?
これを一個ずつ何か説明して行こうと思います。
すでに心が折れかけておりますが行きます!
水!水です! ラウラミドプロピルベタイン、ベタイン系両性界面活性剤。 ラウレス-4酢酸Na、酸性石鹸系界面活性剤。 ココイルアラニンTEA、アニオン界面活性剤です。 スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、合成界面活性剤です。 ここまで全部界面活性剤です。 ○○系界面活性剤といろいろ入っていますがはっきりいうとバランスになってきます。 各々、コスト、肌刺激、洗浄力、泡立ちなどバラバラです。 ○○が入っているからダメとかは一概に言えないですがトータルの洗浄力の強さがカラーの色もち、パーマのもちに関係してくるのです。
DPG 保湿剤 コカミドメチルMEA、ヤシ油を原料として作られる界面活性剤です。洗浄助剤として他の界面活性剤と併用されて増泡剤として使用されることが多いです。
髪の中の成分を全部流してしまう水をはじくようにしてくれる言わば補修剤的なものです。 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa 通称ペリセア 毛髪内部から補修して表面をコートする効果があります。 クレアチン、アミノ酸の一種で補修効果があります。 ゼイン トウモロコシ由来のコーティング剤です。 ジラウリン酸セラミドNS 疎水性強化の効果がある補修剤です。 ダイズステロール 植物由来の乳化剤です。水と油を混ぜるときに使われます。 ガゴメエキス ガゴメ昆布から取れる保湿成分です。 α-グルカンオリゴサッカリド、これが面白いやつです、皮膚上の有益な常在菌だけを特異的に繁殖させることにより、好ましくない菌の増殖を抑制します。これにより、皮膚上の菌の生態系を健全な状態に維持したり、外界の刺激により乱れた皮膚上の生態系バランスを回復する作用があります。頭皮の環境を整えてくれるということです! ヒドロキシプロピル加水分解シルク、髪の保護剤です。絹から得られるポリペプチド誘導体で、 カキタンニン、渋柿から取れる消臭、殺菌成分です。 サトウキビエキス、サトウキビから取れる消臭、保湿成分です。 ヘマチン、血液中のヘモグロビンをヘマチンとグロビンに分解して出来た成分、酸化効果、白髪予防、毛髪補修の効果があります。 グリシン、アラニン、セリン、バリン、プロリン、トレオニン、イソロイシン、ヒスチジン、フェニルアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、髪を構成するケラチンは18種類のアミノ酸で出来ています。上記の成分はそのアミノ酸です。 PCA、PCA-Na、保湿効果のあるアミノ酸です
。面白いもので食卓でお馴染みの味○素が作って販売しています。 乳酸Na、元々肌に存在する保湿成分です。 グリセリン、化粧品にはほとんど使われている保湿剤です。 ポリクオタニウム-10、植物由来の、保湿、コーティング剤です。シリコーンの代わりに入っています。 PEG-1ラウリルグリコール、抗菌抗カビ、増粘剤です。 ラウリルスルホ酢酸Na 合成界面活性剤です。 ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ヤシ油から作られる乳化剤です ポリクオタニウム-47、すすぎの時の使用感の改善剤です。 クオタニウム-18、乳化剤、保湿剤、静電気除去効果があります。 ベヘントリモニウムクロリド、静電気防止、コンディショニング剤。 プロパンジオール、保湿剤、感触改良剤です。 オレイン酸ポリグリセリル-10、コンディショニング剤、乳化剤です。 グルタミン酸ジ酢酸4Na、キレート剤です。これは水に含まれるカルシウムイオン、鉄イオンなどが邪魔しないようにしてくれるものです。 クエン酸、クエン酸Na 食品にも使われる安全なもので、キレート剤、pH調整剤、収れん剤、酸化防止剤です。 セテアレス-60ミリスチルグリコール、乳化剤・増粘剤です。 安息香酸Na、防腐剤です。これが無いと腐りますね。 PEG-20ソルビタンココエート、乳化剤です。 カラメル、着色料です。 硫酸亜鉛、収斂剤です。 トコフェロル、ビタミンEです。抗酸化作用、血行促進、肌荒れ防止、養毛効果もある成分です。 イソプロパノール、エタノール、殺菌消毒効果があります。 BG、抗菌作用がある防腐剤として使われます。 メントール、スースーする成分ですがこの量なら香料として使われているのではないでしょうか。
と長々と成分を一個一個説明してみました。 これは入っている量が多い順に成分が並んでいますが 何が何%占めているかなどの詳しいことはわからないですが 大まかに言うと洗浄剤、髪の補修成分、頭皮環境を整える成分 乳化剤、手触りを担う成分、保存に必要な成分。
面白いのは太字で書いたところです。 これは妄想になるのですが、もともと髪の毛を構成しているアミノ酸が多く含まれている泡に包まれていることで、損傷したキューティクルの隙間から浸透圧を利用して漏れ出なくしているのではないかと思います。 こういったアミノ酸や、ケラチンPPTなど髪の毛の成分と同じものが入っているからといってそれが髪に浸透して内部に定着して補修するというのは無いと思います。(一部を除いて) これをやろうと思ったのは、自分の勉強と市販の物との比較が出来ればなーとおもいやってみました。
シャンプーで大事なのは専門的に言うなら、界面活性剤のバランス(洗浄力の総合バランス)、シャンプー中の摩擦から守るためのコーティング剤の種類(乳化によるカラーパーマのもち)
自分でしらべてみる!って方には、商品のコンセプト、理想の髪質(さらさらなど)、ダメージレベル。 ある一定以上のいい感じのシャンプーなら間違いなく原料が高く価格も高いと思いますので選ぶ基準にしてみてはいかがでしょうか?
ではまた! LA FABRQUE(ラ ファブリック) 〒340-0034 埼玉県草加市氷川町2102-1-1F 048-999-5729 10:00~20:00(全メニュー最終受付20:00) 火曜 定休日
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